特徴
CATOX500Mシステムには、主に次の特徴があります。
(1)いままでのCATOXシリーズのソフトウェアを継承。
CATOXシリーズの混在が可能です。(混在できるシリーズはお問い合わせください)
(2)温度入力カードのレンジフリー、タイプフリー
カードごとに熱電対、測温抵抗体を選択すると熱電対の種別や抵抗体の種別は自由に選択することができます。また自由にレンジをチャネルごと設定が可能です。
(3)ユーザが開発した操作性を追求したマン・マシン・インターフェイス
必要な画面を呼び出したり、必要な画面への展開が容易で分かり易く、スムーズにプラント運転ができるようになっています。
(4)強力なサポートソフトウエア
システム構築からシステム保全に至るまでさまざまなエンジニアリング業務をパッケージ化されたソフトウエアにより空欄記述方式で簡単に行うことができます。また、オペレータズ・ステーション単独でもシステム生成が可能ばかりか生成したシステムを自動ドキュメント化が可能です。
(5)システム構成の柔軟性とコストパフォーマンスの追求
オペレータズ・ステーションは汎用パソコンを利用することにより高性能で安価なシステムを構築可能であり、1ステーションより最大8ステーションまで拡張可能です。
一方、フィールド・ステーション(制御ユニット)は小型化をはかり、低価格化したばかりではなく、設置面積を最小限にすることができ、1ステーションから最大8ステーションまで拡張可能で、1ステーションあたりフィードバック制御は128ループまで制御が可能なばかりでなく、デジタル入出力1024点、アナログ入出力512点、シーケンス制御、アナンシェータ機能、出力監視機能まで標準で可能です。
したがって、どのようなプラントに対しても最適なシステム構成が可能です。また拡張も容易にできるシステムです。
CATOX-500M システム構成
CATOX500Mは、フィールド・ステーション(FDS)、 オペレータズ・ステーション(OPS)、システム通信バス、およびそれらの付属品から構成されています。
図1システム概念図
システム機能概念
CATOX500Mシステムの各ステーションは、それぞれステーション固有の機能を有し、それぞれ単独に動作しています。それらの機能をシステム通信バスにより、有機的に結合し、小規模より大規模まで最適なシステムを構成することが可能です。
図2システム機能関連概念図